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【開催概要】
欧米諸国や日本などの先進国に加え、最近は中国をはじめとした新興国でも、経済に成熟化の兆しが見え始めています。資源高や自然災害による農産物価格上昇など経済にとって負の作用を及ぼす懸念材料が山積みで、今までのような人口増加を背景とした経済の成長軌道は、この先も世界的に鈍化すると思われます。これに伴い、グローバル競争を勝ち抜くために持続的成長を続けなければならない企業は、経営戦略の修正を余儀なくされる局面を迎えているのです。
こうした難問を解決するための答えのひとつが、クロスボーダーM&A戦略です。グローバル規模でのM&Aを実現することで、売り上げやコスト面での優位性の獲得、組織力、現地におけるマーケティング力、営業力および技術力の短期間での強化、持続的な競争優位性の獲得などを進めることが可能となります。
本フォーラムでは、海外企業の買収および海外におけるJV 設立の成功の秘訣に焦点を絞り、活発化するクロスボーダーM&AとJV 設立の現状を、進出する企業の目線から考察し、成長戦略全体の中でのM&Aの役割、継続的価値創造を可能とするM&A後の統合マネジメントについて、先進企業の事例講演とプロフェッショナルからのアドバイスをもとに検証します。
【確認事項】
本フォーラムでは、一部セッションにて英語での講演がございます。
全ての講演にて日⇔英の同時通訳を準備しております。
内容 | 2012年10月18日(木) 9:50~18:30 09:50~10:00 オープニング 10:00~10:40 セッションⅠ 「ディールを勝ち取る」 ●グローバルM& A 最近の動向 ●オークションプロセスについて ●オークションおよび二者間取引の利点・欠点 ●買収成功のための戦略 ●契約:SPAの実例に基づく契約条件および相手方の戦略の比較 10:40~11:30 特別講演Ⅰ 「“For Tomorrow 2015”における成長戦略」 旭化成 取締役専務執行役員 藤原 孝二氏 ●中期経営計画“For Tomorrow 2015” ●「これからプロジェクト」の推進 ●Zoll Medical 社買収とPMI 11:30~12:10 セッションⅡ 「価値の維持および向上 ─ PMIをめぐる論点」 ●経営陣:経営陣の活用/刷新、法律上の落とし穴と実例 ●価値の維持(法的観点から):従業員[ 頭脳流出の防止]知的財産権の保護、 サプライヤー/顧客の維持 ─ 支配権の変更(Change of Control)にかかるリスク 12:10~13:00 ランチタイム ※お弁当を準備いたします 13:00~13:40 セッションⅢ 「デューデリジェンスと買収側の保護策」 ●リスク分配およびプライシングにおけるデューデリジェンスの役割 ●ケーススタディー(デューデリジェンスが交渉およびドラフティングに果たす役割) ●ケーススタディー (買主保護成功例・失敗例、法的リスク査定、商業価値の理解、100日計画(PMI)の活用) 13:40~14:50 特別講演Ⅱ 「JT海外たばこ事業のグローバルM&Aと統合」 日本たばこ産業 代表取締役副社長 新貝 康司氏 ●海外たばこ事業成長の軌跡 ●RJRI 社買収 ●Gallaher 社買収と統合 ●JT 海外たばこ事業経営の特徴 14:50~15:30 セッションⅣ 「ジョイントベンチャー: 最前線からの提言」 ●主要なリスクおよび問題点: パートナーの選択、コーポレートガバナンス、JVの管理、 直面する典型的な問題、パートナーの変更、知的財産の盗用、デッドロック条項/紛争解決条項等 ●主要なリスクについてのケーススタディー ─ 東南アジアの事例を中心に 15:30~15:40 休憩 15:40~16:20 セッションⅤ 「アウトバウンドM&A ─東京本社からの視点─効率的なディールマネジメント」 ●日本企業が主導的に案件を進めていくための秘訣およびその実例 16:20~17:00 ディスカッション・質疑応答 会場内より質問をお受付いたします。 ※質問は各休憩時に回収させていただきます 17:00 ~ カクテルレセプション 軽食とお飲み物を準備いたします。 |
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日時 | 2012年10月18日(木) 9:50~18:30 (開場 9:20) 申込締切日 2012年10月16日(火) |
会場 |
青山ダイヤモンドホール サファイアルーム 【レセプション会場 エメラルドルーム】
![]() 最寄りの表参道駅には銀座線・半蔵門線・千代田線が乗り入れています。B5出口が青山ダイヤモンドホールに直結しており、地上に出ずにお越しいただけます。 |
参加費 | 15,000円(消費税込) ※お弁当がつきます。 |
定員 | 200名 |
対象 | |
主催 |
東洋経済新報社
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共催 | |
協賛 | 【特別協賛】 アレン・アンド・オーヴェリー外国法共同事業法律事務所 【協賛】 アリックスパートナーズ、日比谷中田法律事務所
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協力 | |
連携コミュニティ | |
後援 | |
備考 |
お申込受付期間が終了したため、
受付を締め切らせていただきました。
![]() 藤原 孝二
旭化成株式会社
取締役専務執行役員
【プロフィール】
1972年東京大学経済学部経済学科卒業後、 旭化成工業株式会社(現 旭化成株式会社)に入社。 その後、旭化成ホームズ㈱執行役員東京営業本部長、旭化成㈱執行役員経理・財務部長、 IR室長、取締役兼執行役員経営戦略室長、経理・財務部長、旭化成ケミカルズ㈱ 取締役兼専務執行役員、旭化成㈱取締役兼常務執行役員を経て、2011年4 月より現職。 国内型の住宅からグローバル展開しているケミカルまで幅広い事業に携わるとともに、 経営戦略室長時より、M&Aを含めたグローバルな成長戦略を主導している。 |
![]() 新貝 康司
日本たばこ産業株式会社
代表取締役副社長
【プロフィール】
1980年京都大学大学院工学研究科卒業後、 日本専売公社(現日本たばこ産業株式会社)へ入社。 その後、財務企画部長、執行役員財務グループリーダー兼財務企画部長、 取締役執行役員財務責任者、JT International S.A. Executive Vice Presidentを経て、 2011年6月より代表取締役副社長へ就任。CFOとして、英国のギャラハー社の買収と統合 を指揮した経験を持ち、経営管理、財務戦略、M&A統括などの分野で多くの実績を残す。 |
![]() ハルン・ レクソディプトロ
ギンティング・アンド・レクソディプトロ(ジャカルタ、アレン・アンド・オーヴェリー提携事務所)
パートナー
【プロフィール】
インドネシアにおけるプライベートM&A、合弁事業、企業再編、投資、売却を主な業務とし、 インドネシアへの投資についてのアドバイス及びインドネシアにおいて成功させたディールの経験が豊富。 ボストン大学卒。 |
![]() マーク・ ウィップル
アレン・アンド・オーヴェリーLLP(ロンドン)
パートナー
【プロフィール】
ロンドンオフィスのコーポレート部門パートナー。日本企業及び国際企業のヨーロッパにおける戦略的取引 について、役員レベルに対するアドバイス経験が豊富。M&A、事業再編、複雑な合弁事業を主な業務とする。 オックスフォード大学卒。 |
![]() サイモン・ ブラック
アレン・アンド・オーヴェリー外国法共同事業法律事務所
パートナー
【プロフィール】
東京オフィスのコーポレート部門責任者。 アジア(日本、上海、香港)での業務経験は15年以上にわたる。 アジア及び新興市場を中心に、金融サービス、不動産、発電、石油・ガス、水関連事業、 インフラストラクチャー、通信等広範囲にわたりM&A 投資についてアドバイスしている。 プロジェクトファイナンス及びストラクチャードファイナンスについても豊富な業務を有する。ダラム大学卒。 |
![]() ジェレミー・ ホワイト
アレン・アンド・オーヴェリー外国法共同事業法律事務所
カウンセル
【プロフィール】
主な取扱分野は複数国が関わるM&A及び合弁事業。アウトバウンド投資を主な業務として 大手総合商社をはじめとする日本の有名企業の代理を務める。 東京オフィスでの勤務は5年以上にわたる。オックスフォード大学卒。 |
![]() 平野 博文
アリックスパートナーズ
アジア地域フィナンシャル・サービス・インダストリー・プラクティクス統括 マネージング ディレクター
【プロフィール】
慶應義塾大学卒業、シカゴ大学にて経営学修士号(MBA)を取得。 日興證券株式会社に入社後、英国の日興プリンシパル・インベストメンツ・リミテッド社長を経て、 2000 年に日興プリンシパル・インベストメンツ(現シティグループ・キャピタル・パートナーズ)社長に就任。 2003年日興コーディアルグループ(現SMBC 日興証券)取締役就任。経営者及び投資家の 両方の視点から、企業価値向上のための事業戦略を当該企業の役社員と構築することに取り組む。 2008年に当社入社、日本代表を経て現在は主に大手金融機関の業績改善や株主との コミュニケーション支援、本邦企業の海外出資先のPMI などを手がけ、 アジアの金融セクタービジネスの拡大に寄与。 |
![]() 野田 努
アリックスパートナーズ
マネージング ディレクター・日本共同代表
【プロフィール】
慶応義塾大学経済学部卒業、ハーバード・ビジネス・スクールにて経営学修士(MBA)取得。 日本長期信用銀行(現新生銀行)に入社後、マッキンゼー及びKPMGトランザクションサービス(米国)にて、 日本企業の米国市場参入や、事業買収/提携にかかる戦略立案/交渉/事業統合等の クロスボーダー案件を担当。また、ユニゾン・キャピタルにてCFO(最高財務責任者)を務め、 資金調達やIR、出資企業のモニタリングやファンドの管理部門全般を指揮。 製造、化学、金融等の 分野におけるクロスボーダーの企業価値向上に手腕を発揮し、収益力強化・財務体質改善・ 管理体制強化など包括的な事業再生に多くの実績を残す。 |
深沢 政彦
アリックスパートナーズ
マネージング ディレクター・日本共同代表
【プロフィール】
一橋大学経済学部卒業、マサチューセッツ工科大学スローンスクール卒(MBA)。 住友銀行(現・三井住友銀行)に入社後、A.T. カーニーにて、アジア、ヨーロッパ、北米のさまざまな企業で 経営戦略、組織戦略、事業再生、ビジネス・ポートフォリオのリストラクチャリング、合併後の統合、 ビジネスプロセスのリストラクチャリング、コスト削減など広範囲に渡る分野で手腕を発揮。 米国本社取締役、日本支社代表を務め、中国支社の会長として中国での事業規模を拡大する 功績を上げ、同時にA.T. カーニー韓国(提携先)の会長代理も務めた。2012 年より現職。 |
![]() 中田 順夫
日比谷中田法律事務所
弁護士、ニューヨーク州弁護士 パートナー
【プロフィール】
専門分野はクロスボーダーM&A及び国内上場企業のM&A。特に日本企業による海外企業買収案件に 関する実務的・戦略的アドバイスと案件の統括・管理には定評がある。アレン・アンド・オーヴェリー において 日本人弁護士プラクティスを責任者としてリードし、東京オフィスのM&A プラクティスを立上げ発展させ、 Global Corporate Board のボード・メンバーとしてグローバルなマネジメントに参画後、2012年初めに アレン・アンド・オーヴェリーから移籍した弁護士チームとともに、日比谷中田法律事務所を開設。 東京大学法学部卒業、ペンシルバニア大学法学修士課程修了。日本およびニューヨーク州弁護士。 |
![]() 渡部 兼尚
日比谷中田法律事務所
弁護士、ニューヨーク州弁護士 シニアアソシエイト
【プロフィール】
専門分野はクロスボーダーM& A 及び金融レギュレーション(金融商品取引法等)。財務省関東財務局にて 証券検査官としての業務経験を持ち、当局の見解や考え方を踏まえた実務的アドバイスを行っている。 慶應義塾大学法学部卒業、ペンシルバニア大学法学修士課程修了。日本およびニューヨーク州弁護士。 |
![]() 村田 晴香
日比谷中田法律事務所
弁護士 アソシエイト
【プロフィール】
専門分野は国内M&A 及びクロスボーダーM&A。上智大学法学部国際関係法学科卒業、 慶応大学法科大学院卒業。弁護士。 |